朝食抜きはデメリットばかり
朝は何かと忙しいもので、毎日慌ただしく用意をしてから出かける方も多いはずです。
あまりにも時間がない時には朝食抜きで出かけて昼食まで何も食べずに過ごしている方がたくさんいます。
子供の頃から朝食はしっかり食べるようにと指導されてきた方も多いはずですが、朝食の重要性をしっかり理解している方は意外と少ないものです。
朝食を抜くと作業効率が落ちてしまうと言われているのはなぜなのか、その理由を改めて確認してみましょう。
ブドウ糖の不足
朝食が一日の作業効率に大きな影響を与えると言われている理由は、脳のエネルギー源になるブドウ糖が関係しているからです。
脳の働きを活発にするためにはブドウ糖を補わなければいけませんが、朝食を抜いてしまうとブドウ糖が足りないため脳がきちんと働いてくれないのです。
エネルギー源であるブドウ糖を溜め込むことができないため、常に食べ物からブドウ糖を補給しなければいけないのです。
夕食後に就寝して朝起きるまでは何も食事を摂らないため、脳を働かせるために必要なブドウ糖が足りない状況です。
きちんと朝食を摂らないということは、脳がエネルギー不足の状態で体を動かすことになるため、どうしても集中力が欠けてしまい頭もボーっとするのです。
脳を働かせるためにも、しっかり朝食を摂ってブドウ糖を補給しなければいけません。
理想的な朝食
一日の作業効率を低下させないためにも、しっかりと朝食を摂る生活を続けたいものですが、朝食としてどんなメニューが良いのか考えてみましょう。
脳のエネルギー源になるブドウ糖は、炭水化物から分解されて生成されます。
日本人には昔から馴染みのあるごはんが最も理想的とされており、朝食にはごはんを含めた和食が好ましいとされています。
他にもブドウ糖の働きを助けるアミノ酸が含まれた納豆などを一緒に食べるのが良いとされています。
ただし、どうしても忙しくて朝食を用意する時間が確保できないという場合には、前日から作りおきをしていたおにぎりを食べるのもおすすめです。
おにぎりを作るのも面倒という場合には、せめてバナナだけでも食べていくと良いでしょう。
バナナにもしっかり炭水化物が含まれており、良質な食物繊維もしっかり含まれています。
朝食不要論とは?
朝食をしっかり摂らないと頭がしっかり働かないので作業効率が落ちると言われている一方で、むしろ朝食を摂らない方が頭もスッキリして作業効率が上がるという説があるのも事実です。
果たしてどちらが正解なのかと戸惑うものですが、やはり脳のエネルギー源になるのはブドウ糖であることは間違いないので、エネルギーを補給するという意味でも朝食は摂るべきだと考えられます。
ただし、朝から食べ過ぎるのは胃腸に負担をかける原因になるため、負担をかけにくい和食を軽めにいただくのが良いと考えられます。