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シンプルなのにかっこいい!2015年『グッドデザイン賞』発表!

たくさんの企業やデザイナーが参加

日本では毎年デザインに関する総合的な評価であるグッドデザイン賞が発表されます。
これは1957年から始まったものであり、たくさんの企業やデザイナーが参加しています。
これまでに受賞したものは4万件以上にものぼり、Gマークが受賞のシンボルとなっています。

日本で総合的にデザインを評価している仕組みは唯一グッドデザイン賞のみです。
そのため、大きく注目されており、毎年大賞が発表されればマスコミでも話題になります。
社会全体の発展を目標としており、そのためにさまざまな観点から評価します。

投票制によって、最も優れたデザインのものが決められる仕組みとなっており、2011年からは一般投票も受け付けられるようになりました。
2007年度からは政府によって授与されるものとなり、政府からの承認がなければ大賞が認められないケースもあります。
金賞や特別賞については審査で選ばれるのですが、大賞は純粋に投票のみで選ばれます。

これまでにはレコードプレーヤーやビデオカメラ、リモートコントローラー、パーソナルコンピューターなどさまざまなものが受賞しています。
金沢市民芸術村やモエレ沼公園など、製品以外のものが受賞されることもあります。
2013年度に関しては該当がありませんでした。

グッドデザイン賞を受賞することができれば、Gマークを表示することができます。
ただし、販売する際には使用料を支払う必要があります。
すでにGマークの認知率は9割近くに達しており、ほとんどの日本人が知っています。

2015年度のグッドデザイン賞

2015年度のグッドデザイン賞についてはすでに受賞結果が発表されているため、紹介しましょう。
2015年はこの10年間では最多のデザインが候補となっていて、その中からグッドデザイン賞を受賞したものは1337件となっています。
日本だけではなくて、台湾や韓国、香港などでも審査が実施されており、よりグローバルな評価を反映しています。

大賞については8の候補があったのですが、その中からWHILL株式会社のパーソナルモビリティ WHILL Model Aが、得票数2,875で大賞に選ばれました。
こちらは移動用機器であり、まったく新しいタイプの車いすとなっています。
わずか100mの距離でも、従来の車椅子ユーザーは移動するのに億劫に感じていたのです。

それが、パーソナルモビリティ WHILL Model Aであれば、とても気軽に移動できるようになり、行動範囲が広まります。
車椅子ユーザーだけではなく、それ以外の人も乗ってみたくなるような素晴らしい製品です。
高齢者だけではなく、障害者や健常者での乗りたいと思えるデザインとなっています。

車いすのこれまでの歴史にはあまり変化がなかったのですが、そこに大きな革新をもたらしました。
新しい乗り物であるというイメージを持たせることができたのが印象的です。