絵画は、アーティストによって作風が異なり、好きな作家の絵画を集めている収集家も少なくありません。
しかし、意外にスペースをとりがちなので引っ越したり、年末の掃除をしたりする際に売ろうと考えている人も少なくないでしょう。多くの人は自分の家に飾ってある絵画・美術品に高値はつかないと思っています。したがって、近所のリサイクルショップで処分しがちになるのです。
一般的には年代が古いものほど高く売却できる傾向がありますが、近代の画家の絵も意外に高い価格で買取をしてくれます。
そこで今回は、高く買取られる絵の特徴、絵画買取の専門業者、高く売るための手入れ方法を紹介します。
高く買い取る絵の特徴
部屋に飾ってある絵画は「なんとなくいいな」という直感に基づいて購入していませんか?
絵画の種類はさまざまで、買取業者によりその絵画を高く買取るかそれぞれのお店で違います。ただ、全ての絵画・美術品買取業者に通じていえることがあります。
- 作品の状態
- 誰が作者か
- 歴史的な価値(日本国内では、有名画家のみになりますが、海外オークションでは作者不詳でも古ければ古いほど価値があります。)
- 美術的な価値
おおまかにわけて、この4つが揃っていれば絵画の多くは高く買取をしてもらえます。
絵画の専門業者に依頼するのがおすすめ
街中にあふれるリサイクルショップには、絵画専門の鑑定士は全くと言っていいほどいません。
つまり高く買ってもらえる可能性が限りなく低いのです。絵画を高く買取ってもらうには、その絵画専門の鑑定士がいる買取業者で鑑定してもらいましょう。ただ、絵画・美術品買取業者の中にも得意な分野とそうでない分野があるので、買取業者をいくつか回って査定をしてもらいましょう。
絵画を高く売るための手入れ方法
さらに絵画を高く売るためには、日常からのお手入れが絶対条件です。
まず絵画を購入した際に壁にかけたり、保管したりする場合はカビや湿気、ホコリから絵画を守る必要があります。ポイントは直射日光などの紫外線に直にあてない、寒暖差の激しい場所におかないことです。
保管している場合は、1年に1回倉庫から絵画をだして日陰干しをします。
また、ガラスやアクリルカバーで保護されていない絵画は、ホコリやチリを定期的に落とします。ただし、絵画の種類によってはホコリやチリをとったらキズがついて買取価格が下がるものもあるので注意が必要です。
古い絵画になると、額縁と絵画デザインを含めて査定する絵画も少なくありません。そういった絵画の場合は、額縁に凹みがあると価格が下がるので、保管する時は緩衝材で保護し、壁にかける時は、外れないようにしっかりと金具を取り付けましょう。
以上の点を注意をはらうだけでも、絵画の買値はアップしやすくなります。とはいえ、絵画に限らず美術品の価値は日々大きく変動するので、売却するタイミングだけは逃さないようにしましょう。